2014年1月31日金曜日。
蒲田のとあるお店で、ビールを片手に餃子をつつきながら
3人目の主人公、森田くんと話してきました。
森田大理(もりたひろみち)くんは私が会社員の頃、一緒に働いていた仲間です。
現在、フリーの広告ディレクター兼コピーライターとして仕事をしています。
会社員の頃から彼の仕事ぶりを観てきた私の印象は「合理的で、器用でスマート」。
担当する企業からは「仕事がしやすいディレクター」として評価が高く
組織のミッションもそつなくこなし上司からの信頼も絶大。
コピーライティングも業績管理もチームマネジメントも
色々な仕事が集まってくる人でした。
色々な仕事が集まってくる人でした。
コツコツと経営の勉強をしていたかと思うと、
建築設計会社で経営に近い立場で出来るから…と広報の仕事へと転職していき、
とにかく「間違いがない」選択をする印象がありました。
だからこそ、そんな彼から昨年「会社を辞めて独立した」
と聞いたときは、本当に心底びっくりしました。
堅実で間違いがない選択をする彼がなぜ独立の道を選んだのか?
ちょうどその頃、自分自身も独立しようと考えていたこともあり
同い年の彼の選択の理由をぜひ知りたいと会いに行って話を聞き、さらに驚いた。
独立の理由のひとつが「エンディングノート」を仕事にしたいから、という。
おじいさんのお葬式、出棺前の大事な場面でちょっと前に流行っていた
「千の風になって」が流れたこと。
この音楽をきっかけに葬儀全体がパッケージ化された
画一的な商品に感じられてシラけたこと。
画一的な商品に感じられてシラけたこと。
とても違和感を覚えたことがきっかけで
「その人らしい人生の最終章を伝えたい」と思うようになったこと、
そしてそのために、自分が培ってきた広告制作や広報のスキルを
「その人らしい人生の最終章を伝えたい」と思うようになったこと、
そしてそのために、自分が培ってきた広告制作や広報のスキルを
使いたいと思ったこと…様々なことが重なって、独立の道を選んだとか。
そんな森田くんの新しい挑戦を、ぜひ追いかけたいと思って
今回のドキュメンタリーの撮影をお願いしました。
決して広いとは言えないお店で
隣の人と肩を寄せ合うようにして餃子を食べながら
色々な話をしました。
意外だったのは、彼にとっては「独立」という選択肢が
考えた上の「合理的な」結論だということ。
そして、越えなければならない色々なハードル…
そんなところも含めて、これからの挑戦を、見届けて行きたいと思いました。
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