What's "DOCUMENTARY 1981"?

DOCUMENTARY1981とは、1981年に生まれたそれぞれの主人公の生き方を追った、ドキュメンタリー映像作品です。思春期にはアナログからインターネット環境へと急速に時代が変化。社会人の入り口で就職氷河期とリーマンショックを経験して終身雇用は幻想だと悟った。3.11の大震災を30歳で経験したわたしたちが、今、新しい生き方を模索している。
自分らしく生きるとは?どう生きたら、幸せと言えるのか?新しい一歩を踏み出そうとする1981年生まれのリアルな今を、1981年生まれの映像ディレクターが撮影。2015年完成を目指し、撮影中です。撮影の過程もリアルタイムに更新していきます。同時に上映してくれる場所も探し中!

2014/02/12

1981年生まれの新しい生き方を追うドキュメンタリー動画★「今ドキの大学生」とキャリアについて考えたこと。(家子)


「今ドキの大学生」とキャリアについて考えたこと。

2月6日、京都のとある居酒屋にて、新井くんと
同志社大学の現役の学生さんたちとの会合にお邪魔してきました。

3名とも、法学部生で、新井くんが昨年開催した
一般向けのセミナーへの参加者でした。
3年生の2月ということもあり、まわりは就活をし始め
自分の進路について、考えたり、司法試験の勉強をしたり。
そんな中で、新井くんがセミナーで話した内容が
自分の中で指針になった…ということを話してくれました。

「いやーーー、うれしい!!!!」と
顔をくしゃくしゃにして、受け止める新井くん。

「本当にダメダメだった大学生の頃の自分に話したいことを
今の大学生に向けて話している。それがこうして、誰かの心に
届き、自分のものとして吸収してくれるなんて、本当にうれしい」
と、話してくれました。

「自分に伝えられることを、伝えていきたい」と
母校の学生に、断られるかもしれないという迷いを抱えながら
自分からアプローチして、まずは自分の所属したサークルからはじまり
ひとつひとつ、セミナーを重ねていくことがなければ
この夜は実現しませんでした。
新井くんが踏み出した一歩が、少しずつ実を結んでいる
それを確かめられた、大切な一夜になりました。

また、学生のみなさんとキャリア感・将来像について
じっくり話せたことも面白かった。
目指すキャリアについて話をきいたところ、みんな法学部だったこともあり
公務員や弁護士などを志望していて、それだけ聞くと
「やっぱり今どきの若者は堅実志向なんだな」と思うのですが。
深く聞いてみると
「家族との時間をしっかりと持ち、自分の周りの人たちを
 幸せにすることをまず優先したい」
という気持ちが強いゆえの発言だったり
「弁護士としてのキャリアを築いたあとは、新井さんのように
 もうひとつ自分の中に軸を持って、世の中に伝えていくことを仕事にしていきたい」
という強い思いを持っていたり。
自分自身がステレオタイプな考えで見ていたことに気づかされました。
ドキュメンタリーを撮っている身分で恥ずかしいですが…。

「自分の周りのひと、目の前の人を幸せにしたい」という欲求って
とても素直な欲求だと思いませんか。

収入を得たい、社会の役に立ちたい…色々な欲求によって人は突き動かされていると思いますが
私にとってはとてもシンプルで納得のいく考えのように思えました。

彼らにとっては、それが今、家族や友人なのかもしれない。
だけどこれから社会に出て、色々な人とつながっていくなかで
その「自分とかかわる人を幸せにしたい」というシンプルな欲求が
良い形で発揮されていくことになるんじゃないか。
つまり実態があるようでない「会社のため」「お客様のため」というより、
「自分の目の前の人の幸せのため」という実感に基づいた判断の方が
良いものが生まれるのではないか…と。
そういう希望のようなものも感じました。

そして、そんな学生のみなさんにに対して、ちょうど10年先のキャリアを歩んでいる
私たちが示す生き方は、愚痴や絶望ではなく、希望や期待でありたい。

ゆっくりと宿への道を歩きながら、
そんなことを考えた、2月の京都の夜でした。
新井くんの冒険はつづく。
(家子)

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