What's "DOCUMENTARY 1981"?

DOCUMENTARY1981とは、1981年に生まれたそれぞれの主人公の生き方を追った、ドキュメンタリー映像作品です。思春期にはアナログからインターネット環境へと急速に時代が変化。社会人の入り口で就職氷河期とリーマンショックを経験して終身雇用は幻想だと悟った。3.11の大震災を30歳で経験したわたしたちが、今、新しい生き方を模索している。
自分らしく生きるとは?どう生きたら、幸せと言えるのか?新しい一歩を踏み出そうとする1981年生まれのリアルな今を、1981年生まれの映像ディレクターが撮影。2015年完成を目指し、撮影中です。撮影の過程もリアルタイムに更新していきます。同時に上映してくれる場所も探し中!

2014/02/19

1981年生まれの新しい生き方を追うドキュメンタリー動画★ひょっとしたら、頭痛のせいかもしれない。(森田)

はじまりは、2013年11月末のこと。

数日前から拗らせていた風邪が治りかけの頃、
右側頭部にいつもと違う痛みを感じた。
親しらずが疼いているような気もするし、
耳の奥がじんじんと痛い。耳鳴りがする。
明らかに風邪の症状ではない。

32歳。いい加減、身体の色んな所にガタがくる。
でも、そんな言葉では片づけられない痛み。

脳に異常があるのではないか。
変な予感がしたけれど、
怖気ついて病院には行かずに頭痛薬でごまかした。

そのうち治ると自分に言い聞かせていたけれど、
年が明けてしばらくしても、痛みはひかない。
食事中、咀嚼する度に頭が締め付けられる。
ついに観念して病院に駆け込んだら、こう告げられた。

「歯ぎしり、歯の食いしばりが原因の顎関節症」

拍子抜け。
病名はついたけど、改善できるくらいの程度。
歯医者でつくってもらったマウスピースをつけて寝たり、
顎や奥歯に力を入れ過ぎないように意識することで、
いつの間にか痛みはひいていた。

結局はたいしたことにはならずに済んだけれど、
反面、心の中で不安は大きくなっていった。

顎関節症を引き起こしたのは、恐らくストレスだから。

人の想いを遺すような仕事をしたい。
会社員をやめて、裸一貫で世の中の波に揉まれる決意をして飛び出した。
ビジネスとしてはまだまだこれからだけど、
「フリーランスとして自分の腕で飯を食う」という意味では、
今のところ順調。
悔しいことや力不足を感じることも少なくはないけれど、
評価してくれる人もいるし、自信に繋がる仕事もできた。
それでも、元来の臆病気質から来る漠然とした不安が、
知らず知らずのうちに身体へ影響したのだと思った。

こんなことで本当にやって行けるのだろうか。
いつまでも前進できないんじゃないか。
そんなもやもやが徐々に大きくなっていたある日、
一通のメールが届いた。

【件名】森田先生、ドキュメンタリーの被写体になってください(直球)
※原文ママ

この企画の真の主人公(だと僕は思っている)、
監督の家子さんからだった。

自分がこうと決めた道をずんずんと突き進む人からの真っすぐなメールを読んで、
なんだか悔しくなったし、羨ましくもなった。
励まされた気がした。
くよくよ悩んでいる場合じゃない。
よし、ちゃんと前を向いて歩こう。

「一度色々と話を聞かせてください」
そう返信したけれど、おおよそ気持ちは決まっていた。

家子さん、タイミングが良すぎるよ。

James Blake - A Case Of You (Joni Mitchell cover)

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