What's "DOCUMENTARY 1981"?

DOCUMENTARY1981とは、1981年に生まれたそれぞれの主人公の生き方を追った、ドキュメンタリー映像作品です。思春期にはアナログからインターネット環境へと急速に時代が変化。社会人の入り口で就職氷河期とリーマンショックを経験して終身雇用は幻想だと悟った。3.11の大震災を30歳で経験したわたしたちが、今、新しい生き方を模索している。
自分らしく生きるとは?どう生きたら、幸せと言えるのか?新しい一歩を踏み出そうとする1981年生まれのリアルな今を、1981年生まれの映像ディレクターが撮影。2015年完成を目指し、撮影中です。撮影の過程もリアルタイムに更新していきます。同時に上映してくれる場所も探し中!

2014/03/10

1981年生まれの新しい生き方を追うドキュメンタリー動画★ミニ専門家が集う、コミュニティとしての本屋さん(家子)


昨今、本を売るだけでなく、コミュニティとしての役割を持った本屋さんが増えています。
私の知っている範囲だと下北沢B&Bさんや、京都の恵文社一乗寺店さんが
そのような役割を担っている。
また、リアルに店舗をもたない本屋さんとしては「いか文庫」さんも注目されています。
※「いか文庫」
ヴィレッジバンガード出身の店長さんが立ち上げた、店舗を持たないエア本屋さん
リアルの本屋さんやいろいろな場所を間借りして、おすすめの本を紹介されています

amazonを代表としたネット通販の影響で、本屋さんに求めるものが
「ほしい本を買う場所」から「ほしい本を見つける場所」へと大きく変わりました
その、「ほしい本を見つける」に応えるために、書店の店員さんはいろいろな観点でお勧めを打ち出したり、POPを凝ってみたり、工夫をされています。
でも、その段階でもまだ本屋さんは「書店が本を売る場」でした。

前置きが長くなりましたが、そこで先日、新井くんの撮影につながります。

今回、京都駅のアヴァンティブックセンターで、本屋さんのスペースを借りて、新井くんがお勧め図書を紹介しているコーナーを撮影してきました。
行ってみると、レジのすぐ横の目立つ場所に、大きくコーナーがとられていました。
新井くんは、関西の「Leaf」という雑誌に書評コーナーを持って毎月本を紹介していることが縁でこの展示に至りました。
とはいえ、書店に勤めた経験はなく、出版経験もありません。
レジ横の目立つ場所に大きくコーナーを任せるお店の采配に興味がわき、店長に話を伺いました。

「私たちも最初は探り探りでしたけど、とっても勉強になってます。書店員では思いつかないレイアウトで置いたり、独特のPOPを書いたり。また、このテーマ(マインドを変えて自分を変える)でここまでのおすすめの本が出せるのは新井さんだからだと思います。実際に、結構若い世代の人たちが立ち止って、本を読んでいますよ」

店長さんからこのコメントを聞いたとき、目の前が急に開けたような感覚に包まれました。

本屋さんは、書店員が頑張って、ほしい本を提案する場でなくて良いのではないか
そのジャンルに詳しいお客さま側が、おすすめを提案して、それに共感するお客さまが集まる場でいいんじゃないか。
書店は、集まりやすい「場」をどうやってつくるかが価値になるのでは。

新井くんは、書店や著作の専門家ではありません。
ただ、人よりたくさんの本を読み、とくに自身が「自分を変えたい」という一心で読み漁り、結果につながった良書を知っている「ミニ専門家」です。
その経験から得られた本を知りたいと思う人は、世の中に必ずいるはずです。

自分の好きな本の話になったら、饒舌になって語りだしたら止まらない…という経験を持つ人は多いのではないでしょうか。私もその一人です。誰にも理解されないんじゃないかと思って言わないだけで…。
人は誰しも、心の中に自分だけのおすすめ図書コーナーを持っている。
それをリアルに開放し、知識がつながっていく場としての本屋さんが増えたら、とても素敵だと思いませんか?

そんな気づきを得られた、今回の撮影でした。
京都にお立ち寄りの際はぜひ、新井くんのおすすめコーナー、のぞいてみてください!

アヴァンティブックセンター
・京都駅スグ FISMY 6階

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